図書館業務は細かいので、カスタマイズに強い企業に相談することおすすめします


図書、雑誌、文献、研究報告書など専門的な蔵書があるライオン株式会社 研究開発本部。
絶版本など、貴重な図書の管理をしている研究開発本部のお二人にお話をお聞きしました。

専門的な図書を一括管理

― 最初に自己紹介をお願いします。

研究開発本部企画管理部の秋元です。本部の図書を含むシステム全般を管理担当しています。

同じく研究開発本部企画管理部の丸幸です。本部内の図書の管理をしています。業務内容は、書籍・雑誌・文献の発注から納品までの全般管理になります。

― こちらには、どのような蔵書があるのですか?

研究に必要な図書、雑誌、文献です。当社では、こちらの平井と小田原の2地区の研究所に書庫があります。LXで2地区の蔵書を一括管理していることになります。

専門書が並ぶ書棚

― 図書管理システムを入れ替えるきっかけはどんなことだったのですか?

当初はパッケージソフトを導入し、運用していました。入れ替えを考えたきっかけは、長年使ってきたサーバーの老朽化でした。これまでのパッケージソフトでは、管理者操作が煩雑であり、入れ替えによって、管理者の負担を軽減できるソフトを探していました。

決め手は、カスタマイズ「力」とコスト

― システムラボをお知りになったきっかけを教えてください。

図書関連の雑誌などで、システムラボ社の広告があり図書管理のシステムについては知っていました。また、図書の展示会で、各社の図書管理システムについて話を聞いていたので、その過程でLXについては知っていました。

― 発注に際してどのように検討なさいましたか?

当社では、一般的な図書館とは異なり蔵書を研究員が手元に置いていつでも読めるように、貸出期限を設けていません。また、文献検索で学術文献の複写を依頼するケースが多々あるなど、独自の運用があります。このような事情をお話して、多様な使い方に対応でき、さらに管理者の負荷を軽減できる図書管理ソフトを検討し、仕様が合いそうなものを数社に絞ってお話をお聞きしました。

「ポイントは管理者の負荷を軽減することでした」(秋元様)

― 決定要因を教えてください

決定の要因としては、データ移行を含めたトータルコストが大きかったと思います。ただし、仕様を妥協したのではなく、当社の要望にお応えしていただけるカスタマイズの対応力も大きな要因でした。

― システム導入までにどんな打合せをしましたか?

システム的なことはわかりませんから、こちらの要望をお話しして、仕様をご提案していただく形で打ち合わせをしました。導入前だけでなく、導入後も使い方について丁寧に教えていただきました。最後まで、とてもいい対応をしていただきました。

提案書がわかりやすいので、コミュニケーションが取りやすい

― LXを導入してみていかがですか?

予想通り、これまで複数のアプリケーションやデータベースで対応していた文献、雑誌、蔵書の管理を一つのアプリケーションで扱えるので管理者の利便性が向上し、さらに管理者の負荷が軽減されたので、満足しています。また、LXはバグが少なく、安定して起動できます。仮に何かが起こっても対応が早いので、不安はないですね。研究報告書の管理も行っていますが、スムーズに管理できています。

「さらにLXのポテンシャルを引き出した使い方をしたい」(丸幸様)

― システムラボの強みだと思う点を聞かせてください。

1:対応が早い
使用していてわからない点や不具合があった時などに連絡をすると、即座に回答いただけるところだと思います。

2:提案いただく資料がわかりやすい
複雑なシステムの図で説明されても理解できないことが多いのですが、お持ちいただく提案書はわかりやすく作成していただいているので、私でもわかりやすいです。

3:SEさんがシステムに精通している
直接SEさんに連絡ができるので、カスタマイズの際は助かりますね。「ちょっとこうして欲しい」ということが出てきた場合、その場ですぐに対応していただいております。

電子書籍についての相談をお願いします

― これから、システムラボにどんな期待をしていますか?

今後、電子化が進んでいくので、新しい技術を提供していただきたいと思います。

まだまだ、LXの機能を最大限に使えていないと思いますので、当社が使用するにあたって便利になることなどもっと教えていただき、LX有効活用のお手伝いをお願いします。

また、当社の場合は、専門書の中でも、絶版書など、二度と手に入らないものもあります。こうした貴重な蔵書の管理方法について相談させていただければと思います。

― 最後に、図書管理システムを検討している方にアドバイスをお願いします。

システム導入時は業務改善のチャンスです。ルーチン業務の部分をシステム化し、その他はシステム化対象外とするなどシステム化の範囲を明確にし、パッケージソフトで対応できないところをカスタマイズ依頼するという方法を当社は取りました。どこかで妥協をすると現状とそんなに差がないということも起こります。ですから、カスタマイズに強い企業に相談するのをおすすめします。